問題詳情

(2)(注1)ネット社会の匿名性は完全に透明人間の心理です。自分がどこに(注2)アクセスしているかなど、みんなにわかってしまうなら、やっても面白くないはずです。それだと制限のある普通の社会と同じだから。ですから、ネット社会の匿名性というのは、心理的には透明人間の世界なのです。しかも初期には規制はほとんどなかった。今でも巨大(注3)匿名掲示板(注4)「2ちゃんねる」などでは、犯罪を起こした場合は摘発されますが、そこまでいかなければ、何を書いてもいい社会になっています。
(竹内薫・荒野健彦『「透明人間」の作り方』による)
(注1)ネット社会:インターネット上の社会(注2)アクセスする:ここでは、インターネットでいろいろなサイトに接続する(注3)匿名掲示板:名前を出さずに自由に書き込みができるインターネット上のサイト(注4)「2ちゃんねる」:日本の匿名掲示板の一つ。幅広い分野を扱い、利用者が多い
【題組】47 筆者が考えるネット上の透明人間の世界とは、どのようなものか。
(A) 情報の発信者が誰なのかが見えてしまう社会
(B) 犯罪を起こしても誰からも気づかれない社会
(C) どんな情報を発信しても犯罪にならない社会
(D) 誰がどこに接続しているのかわからない社会

參考答案

答案:D
難度:適中0.415254
統計:A(14),B(28),C(24),D(49),E(0)