問題詳情

78 34 歳の男性。大動脈解離の定期受診のため来院した。年前に胸部下行大動脈解離を指摘され、以後、自宅近くの診療所で降圧薬の投与を受けている。自覚症状は特にない。父親は 30 歳台で大動脈疾患で死亡した。喫煙歴と飲酒歴はない。身長 179 cm、体重 50 kg。体温 36.7 ℃。脈拍 72/分、整。血圧 104/36 mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 96 %room air。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。胸骨左縁第肋間を最強点とするⅣ/Ⅵの拡張期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢が長く、クモ状指趾を認める。四肢末Üの動脈拍動に差を認めない。水晶体偏位を認める。胸部造影 CT別冊No. 26A〜Dと心エコー図別冊No. 26Eとを別に示す。この患者について正しいのはどれか。つ選べ。
(A)常染色体劣性遺伝である。
(B) 大量の心囊液貯留を認める。
(C) Stanford A 型大動脈解離である。
(D) 大動脈弁尖に著明な石灰化を認める。
(E) 大動脈弁置換術および人工血管置換術の適応である。 

參考答案

答案:C,E
難度:適中0.5
統計:A(0),B(0),C(0),D(0),E(0)