問題詳情

56 68 歳の女性。異常な言動を心配した夫に伴われて来院した。か月前から自宅で横になっていることが多くなった。夫によると金銭問題はないにもかかわらず、「所得税が払えない。去年のお盆に先祖供養を十分しなかったからだ」と繰り返し訴えるという。食事量が減り、体重がか月でkg 減少した。入浴を嫌がり、夜は眠らず、ぶつぶつ何か言っている。50 歳ごろから高血圧症で内服治療中である。質問には小声で短く答えるが、うつむきがちで返答に時間がかかる。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは 26 点30 点満点であった。治療の必要性を説明すると「お金がなくて薬代を払えない」と拒否した。身長 150 cm、体重 50 kg。神経学的所見に異常を認めない。甲状腺機能を含めた血液検査所見に異常を認めない。最も考えられるのはどれか。
(A)気分障害
(B) 適応障害
(C)症状性精神病
(D) 脳血管性認知症
(E)恐怖症性不安障害

參考答案

答案:A
難度:適中0.5
統計:A(0),B(0),C(0),D(0),E(0)